学習 Mixup:画像合成による精度向上
混ぜ合わせは、二つの絵を混ぜて、新しい学習用の絵を作る方法です。これは、絵の数を増やす工夫の一つです。具体的には、まず二つの絵をでたらめに選びます。次に、どのくらいの割合で混ぜるかを決めるために、ゼロから一の間の数をでたらめに選びます。たとえば、この数が0.3だったとしましょう。すると、一枚目の絵は三割、二枚目の絵は七割の割合で混ぜ合わせることになります。
混ぜるのは絵の色だけではありません。それぞれの絵に付いている正解の札も、同じ割合で混ぜます。たとえば、一枚目の絵が「いぬ」で二枚目の絵が「ねこ」だとしましょう。先ほどの割合で混ぜると、新しい絵に付く札は「いぬ」三割と「ねこ」七割が混ざったものになります。
こうして、全く新しい絵とそれに対応する札が生まれます。この新しい絵は、元の二つの絵の特徴を両方とも持っています。だから、この新しい絵で学習すれば、色々な種類の絵で学習したのと同じ効果が得られます。これは、二枚の絵の間にある情報を埋めるような働きがあり、結果として、学習した機械は、より滑らかな線引きで絵を区別できるようになります。
たとえば、機械に「いぬ」と「ねこ」を見分ける学習をさせるとします。混ぜ合わせを使わない場合、機械は「いぬ」と「ねこ」の境界線をはっきりと引いてしまうかもしれません。しかし、混ぜ合わせを使うと、「いぬ」と「ねこ」の間にある色々な段階の絵、たとえば「いぬ」三割と「ねこ」七割の混ざった絵を学習することができます。その結果、機械は境界線を滑らかに引くことができ、「いぬ」と「ねこ」の微妙な違いも理解できるようになります。
このように、混ぜ合わせは、限られた数の絵からたくさんの学習用の絵を作り出し、機械の学習能力を向上させるための、とても役に立つ方法です。
