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アルゴリズム

平均絶対偏差:データのばらつきを測る

資料を詳しく調べ始めるにあたって、資料全体の数の散らばり具合を掴むことはとても大切です。数の散らばり具合を測る物差しには、分散や標準偏差など色々ありますが、今回は平均絶対偏差という方法について説明します。この方法は、資料の数の散らばり具合を直感的に分かりやすく教えてくれます。 具体的には、それぞれの数と平均値との差の絶対値を平均することで求めます。この計算方法は、標準偏差よりも簡単で、計算にかかる時間も短いので、手軽に資料の数の散らばり具合を調べたい時に便利です。また、極端に大きい数や小さい数に影響されにくいという特徴もあります。 例えば、ある商品の1ヶ月の売上数を毎日記録したとします。その売上数の平均値が100個だったとしましょう。それぞれの日の売上数と100個との差の絶対値を計算し、それを平均することで平均絶対偏差を求めることができます。もし平均絶対偏差が10個だった場合、日々の売上数は平均値からだいたい10個程度ばらついていると解釈できます。 また、標準偏差は差を二乗してから平均するため、極端に大きい値や小さい値の影響を大きく受けます。一方、平均絶対偏差は差の絶対値を用いるため、そのような値の影響を受けにくく、より安定した散らばり具合の指標を得ることができます。これは、外れ値を含む資料を扱う際に特に重要になります。外れ値は、測定ミスや特殊な状況によって発生する極端な値です。このような値によって、資料全体の散らばり具合を正しく評価できない場合があります。しかし、平均絶対偏差を用いることで、外れ値の影響を抑え、より正確な散らばり具合を把握することが可能になります。そのため、平均絶対偏差は、様々な分野で活用されています。